『させる』言葉
2019年03月14日

(子どもを)「学校に行かせたい」
(夫に)「家事を分担させたい」
(友人に)「長電話を止めさせたい」
(息子に)「言うことをきかせたい」
(娘を)「早く結婚させたい」
これらは、『させたい』言葉。
(夫を)「怒らせた」
(息子を)「不登校にさせた」
(親を)「寂しい思いにさせた」
これらは、『させた』言葉。
わたしは、だれかを『させる』ことはとてもむつかしいと思っている。
けれども自分の思うように『させれる』と信じている(思い込んでいる人がいる。
「家族やねんから、私の思うようになってよ」のように。
(文章でこのように書くとそのような人いるの?と思うかもしれないけれど心の中ではこのような思い込みをしている人はいる)
親に寂しい思いをさせられたんじゃなくて「親の態度や状態で私は寂しく感じて育った」。
『させたい』『させた』『させられた』と言う言葉は自分の行動や感情の責任を相手に転嫁している。
武田出版 「ココロのしずく」たかはしたかこ著 より