生い立ち
2019年08月14日

カウンセリングに来られると自分の『生い立ち』を話さないといけないと思う人がいる。
生い立ちの中でしんどかったことつらかったことを話したいならお聴きする。
けれど、自分の生い立ちを話さないといけないわけではない。
生い立ちの中で受けた痛みや傷は、ココロの奥に重石のように沈んでいることがある。
ココロの中の重石を取り除く方が軽く生きれることもあるけれど...。
しかし、生い立ちは『過去』。
ココロに重石があろうとなかろうと、重石を抱えたままであっても、今日の私はどのように生きるか。
そう!『今』がもっとだいじではないかな。『今』の私の先に『明日』の私がある。
生い立ちが自分を縛り重くし身動き取れないそんな自分でも今日まで生きてこれたということを見つめた時に明日への小さな半歩が踏み出せる。
武田出版 「ココロのしずく」たかはしたかこ著 より