「死にたい」と言葉にしたらしんどくなった ―― ゲートキーパー研修での気づき
2026年08月19日

さまざまな場所でゲートキーパー研修を行っている。
私の研修は、講義が半分、残りの半分はロールプレイやワークを取り入れた実践的な構成にしている。
先日、「『死にたい』と言われたときにどう応答するか」というテーマでロールプレイを行った。
その後の振り返りで、ある受講者の方がこう話してくれた。 「私はこれまで『死にたい』と思ったことがなかった。だから、今回のロールプレイで初めてその言葉を口にした。 想像して言葉にするだけでもこんなにしんどいのだから、実際にその気持ちを抱えている人は、どれほどしんどいんだろう……」
これまで何度も同じロールプレイを行ってきたが、このような感想をいただいたのは初めてのことだった。
私自身、日頃から「死にたい」という言葉を受け止める仕事をしているため、その言葉の持つしんどさは十分に分かっているつもりだった。 けれど、死にたいほどの気持ちを抱え、それを言葉にして誰かに伝えるということは、どれほど極限の状態にいるということなのか。受講者の方の素直な言葉を通して、私自身もその重みを改めて感じた。
